活動報告(義善ニュース)
-No.5
[支援活動報告]
皆さまのお片づけで、
ラオスの子どもたちに
笑顔の未来を
2026年7月に、直接協定後初めてとなる運営事務局単独での支援活動として、主にラオス南部・中部地域の医療現場を訪問しました。
今回はその活動をさらに発展させ、都市部から離れ、医療へのアクセスが限られるラオス北部地域を中心に、周辺の村々や保健センター、学校などを訪問。現地の医療体制やワクチン接種の実施状況を直接確認しました。

国を越えて集まった
支援活動メンバー
今回の支援活動には、日本スタッフ4名、フィリピンスタッフ1名、カンボジア直営センターから2名、台湾スタッフ1名が参加しました。
さらに活動の一部には、姉妹シリーズ「着物deお針子」で協業しているラオス女性障がい者支援団体の理事長とスタッフも参加。国を越えてさまざまな立場の人たちが集まり、支援活動を行いました。
カンボジア古着deワクチンセンターから参加したスタッフのうち1名、スレイレックは、生まれつきポリオ障がいを抱えています。
5歳頃から筋肉が収縮し始め、両足首が曲がった状態となり、通常の歩行が難しくなりました。
障がいによる差別やいじめ、さらに両親の他界により頼れる身内もいない状況でしたが、「自分の力で生きる」と決意。働きながら学費と生活費を自ら賄えるまでに成長しました。現在は、英語の先生になるという夢を持ち、前向きに努力を続けています。
2024年のバヌアツ国支援活動に続き、今回が2回目の支援活動への参加です。
カンボジア古着deワクチンセンターのコンセプトである、「支援される側が、支援する側へ」を体現したいという強い思いから、自ら参加を希望しました。
自分と同じ苦しみを味わう子どもたちが、一人でも減るように――
その願いを胸に、ポリオワクチン接種の現場へ向かいました。

ラオス国政府保健省とともに、
北部地域へ
今回の活動では、ラオス国政府保健省より、保健省国家予防接種プログラム副長 ドクターコンサイ氏をはじめ、政府の母子保健センタースタッフの皆さまに全日程同行いただき、適正かつ安全に活動を行いました。





今回一緒に支援活動に参加した「ラオス女性障がい者支援団体」の理事長(着物deお針子で協業している団体)は、彼女自身が医師でありポリオ障がい者です。
理事長は自分の経験を元に、病院に来ている妊婦や母親に、ワクチンの重要性を伝え、現地の母親たちは熱心に話を聞いていました。
現地の医療を支える7名を、
新たに正社員として雇用
ナムトゥアム保健センターは比較的大きな規模で運営されており、15の村を管轄し、約3,000人をワクチン予防接種の対象としています。
今回、ワクチンを届けるだけでなく、同センターで働いていた助産師・看護師・医師などのボランティアスタッフ7名を、日本リユースシステム株式会社の社員として正式に迎え入れ、国の公募に合格するまで、正当な給料を得て働いていただけるよう政府と協定を結びました。2026年6月にはノーンヴェン保健センターでも3名を正社員として受け入れており、今回の7名を合わせて、現地の医療スタッフの雇用は累計10名となりました。



ラット・シーサワートさん
社員になる前の収入源▶毎朝3:00~6:00:生ゴムの採液作業、牛飼育と田んぼ仕事
このプロジェクトに心から感謝しています。この支援のおかげで給与をいただけるようになり、生活の助けとなっています。私はこれまで6年間、ボランティアとして活動してきましたが、一度も給与を受け取ることはありませんでした。そのため、仕事を続ける意欲が低下し、気持ちがくじけそうになることもありました。しかし、今回このような支援を受けることができたことで、これからもこの仕事に一生懸命取り組み、努力を続けていきたいという気持ちが強くなりました。また、私たちのようなボランティアを支援してくださったことに、心より感謝申し上げます。

ヨウ・ファトンワンさん
社員になる前の収入源▶牛の飼育とハトムギ畑の管理作業
私の年齢は34歳で、これまで9年間にわたりボランティアスタッフとして活動を続けてきました。この度、本プロジェクトよりお給料をいただけることになり、本当に嬉しく、心から誇りに思っております。というのも、これまでの長期にわたる活動においてこのような温かいご支援をいただいたことは一度もなかったからです。
現在、私たち夫婦は二人とも医療ボランティアスタッフとして働いており、家族を養うための副収入を得る手段も限られているため、今回のサポートは本当に大きな支えとなります。
子どもたちが暮らす
地域や学校へ
3つの民族の子どもたちが学ぶ「ノンチョン小学校」
ノンチョン村には270軒の家があり、小中学校に計180人が通っています。
小学校は1~5年生が義務教育で、校長シーチャン先生のもと、小学校6名・幼稚園4名の教員が指導し、3つの民族の子どもたちが学んでいます。卒業後は近隣の中学へ進学する子もいますが、中学で学業を終え、村内やルアンパバーン市内で働く若者も多く、進路の選択肢は限られています。

411名が暮らし、学ぶ「ルアンパバーン県孤児院学校」
ルアンパバーン県孤児院学校は、ラオス政府教育庁の管轄下にある学校で、411名の生徒が在籍しています。そのうち約40%が県内11郡から送られてきた孤児で、教育庁が受け入れ可能人数を調整しながら各郡から子どもたちを迎え入れています。政府の支援により、寮の建て替えや日々の食事など、子どもたちの生活に必要な費用が賄われています。

教育課程は幼稚園3年、小学校5年、中学校4年、高校3年と、日本とは在学年数が異なります。
普段は私たちのような外国人が訪れることはないので、最初は緊張していた女子高生の皆さんも少しずつ打ち解けて、ガールズトークをしてくれました。
女子高生たちに将来の夢を聞くと、「ナースになりたい」「先生になりたい」「ツアーガイドになりたい」という声が多く、将来の自立に向けてラオス語だけでなく英語をもっと話せるようになりたいと語っていました。英語ができれば、より多くのチャンスをつかめると感じている様子が印象的でした。
ちびっ子たちは裸足でグランドを駆け回り、スタッフと激しめの鬼ごっこを繰り返していました!
2025年4月よりラオス国政府と直接協定を結ぶことができ、より多くの子どもたちにワクチンを贈ることができております。
そして2026年4月には、皆さまからの継続的なご支援によって、ポリオワクチンの寄付数が累計1,000万人分に到達しました。
ひとえに古着deワクチンをご利用いただいているお客様のおかげです。いつも応援をありがとうございます。
弊社はこれからも事業を通して「モノを捨てずに活かす」ことを軸に、世界中の障がいのある方の自立支援をサポートしてまいります。

本活動にご支援を賜りましたスポンサー企業の皆さまに心より感謝申し上げます。
KMバイオロジクス株式会社
コクヨマーケティング株式会社
Craif株式会社
株式会社エアトランク
銀座慈秀会クリニック